柴犬のかかりやすい病気

柴犬は運動が大好きなです。ジョギングなどにはとても頼もしいパートナーになるでしょう。健康的なライフスタイルをめざしている方にはぴったりの活動的な犬種です。

柴犬は日本犬なので、日本の風土に合っているので、病気の心配はそれほどないといえます。日本では昔から屋外で飼育してきました。縁の下に土を掘って暑さや寒さをしのげるほどに、タフで丈夫な犬でした。しかし、最近の住宅事情ではなかなか理想的な飼育環境を用意してあげられないのが現実です。できれば室内飼育に切り替えて、屋外と屋内にいる時間をバランスよく配分してあげるのが理想的です。

<特に気をつけたい病気>
皮膚疾患
柴犬の被毛はダブルコートなので、換毛期に皮膚病にかかりやすいので特に気をつけましょう。皮膚病を予防するためにも、死毛を取り除くため入念なブラッシングが必要です。

アトピー性皮膚炎…カビ、ダニ、花粉、ハウスダウスト、時には食べ物など、さまざまな原因によって起こります。症状としては体を引っ掻いたり、顔をこするなどがあります。あまりにかゆがるようなら、動物病院で診察を受ける必要があります。

※アレルギーは食事からも起こす場合がります。食餌アレルギーという診断を確定させるため、動物病院で診察をうけ、獣医師の指示に従って食事を別のものに切り替えると治ります。

<気をつけたい病気>
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨の脱臼は、事故や高所からの落下などによって起こる場合と先天的に起こりやすい子がいます。また、大型犬よりも小型犬の方がかかりやすい疾患です。症状としては、一本の足を上げて、3本足で歩くようになります。放っておくと慢性的に脱臼状態になりますので、気が付いたら医師の診断を受けましょう。予防として滑りやすい床には敷物を敷くなどします。

<たまにみられる病気>
僧帽弁閉鎖不全(そうほうべんへいさふぜん)
7歳ごろを過ぎた老犬に見られやすい心臓の病気です。心臓の中で血液の逆流を防ぐために開閉している弁が変形したり、つなぎの部分が切れてしまうことにより機能しなくなります。そのため、血液の逆流が激しくなり、全身に充分な血液が送れなくなるので、息切れを起こしたりします。完治は望めませんが、早期に発見し、薬を投与することで進行を遅らせることはできます。運動を控えて、塩分を減らすようにしましょう。

※昔から動物性タンパク質として魚を食べてきたので、脳内にDHAを貯め込みにくいといわれています。そのため、ドッグフードだけ与えていると、老年期に痴呆症状が出るケースが多いので気をつけましょう。

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)
体と後ろ足をつなぐ股関節に緩みと変形が生じるため痛みによって犬が自分の体重を支えきれなくなり歩けなくなってしまいます。後天的に起こることもありますが、ほとんどが遺伝によるものです。走るとき後ろ足をそろえてうさぎ跳びのように走る、歩くときにおしりが大きく左右にふれるような歩き方をしたり、立ったり座ったりの動作に異常が見られます。たとえ発症したとしても、病院で適切な処置を受ければ、通常の生活を送ることができます。

白内障
目が白くにごり、見えにくくなる病気で、老犬に多く見られます。症状が進行すると目が悪くなり物にぶつかったりします。治療法としては、進行を遅らせるための点眼薬がありますが、完治は望めません。

角膜炎
涙が止まらない、目やにがたまる、常に充血している、頻繁に目をこするなどの症状が見られます。このような場合、埃やさかさまつげなど目に入った異物を取ろうとして、犬が自ら目をこすったために角膜にキズをつけたり、そこに入った雑菌によって炎症を起こしていたりすることが考えられます。放置しておくと手術が必要になる場合もあります。おかしいと感じたら早めに診察を受けましょう。

外耳炎
汚れや耳ダニの寄生、耳の掃除で誤って傷をつけてしまったことなどが原因で起こります。耳を掃除しているにもかかわらず、耳の後ろをかゆがったり、すぐに黒っぽい耳垢が出てきたり、耳の皮膚がただれているときはこの症状の疑いがあります。異常がある場合は獣医師の診察を受けましょう。

<他にもこんな症状が出たら要注意>
食欲がない
食欲不振は、さまざまな病気で最も表れやすい症状です。どの病気の症状とは特定しにくいのですが、まず動物病院に連れて行きましょう。

口臭がある
健康な犬でも、8歳ぐらいを越して老犬になるにつれて、口臭はどうしても強くなります。若犬で口臭が強い場合には、歯肉炎が疑われます。

お尻をこする
肛門の様子を観察します。肛門の周囲が腫れている場合には、肛門膿炎や肛門の周りの皮膚炎の可能性があります。

歩き方がおかしい
関節炎や脱臼などの場合、爪の伸びすぎのほかに、足の裏をケガしていること、とげがささっていることもあるので、やさしく観察してあげます。

嘔吐
犬は病気でなくとも吐くことがあるので、食欲不振や下痢などの症状がなければ心配はいりませんが、激しく吐いたり、繰り返し吐く場合には、食中毒や胃腸炎、異物を飲み込んだことが考えられます。

水を大量に飲む
水も大量に飲んでいる場合には、糖尿病、腎臓病など内臓のさまざまな病気が疑われます。

せきをする
気管支炎、肺炎、ジステンパー、ケンネルコフなどが疑われます。すぐに動物病院につれていきましょう。

毛が抜ける
一部分が、不規則に抜ける場合には、ノミアレルギーやダニによる皮膚の病気が考えられます。体の左右対称に抜ける場合には、ホルモンの異常が考えられます。

元気がない
元気がない場合には、あらゆる病気の初期症状の可能性がありますが、飼い主がかまってあげないために退屈していることもありますので、散歩や運動をかかさないようにしましょう。

下痢・便秘
下痢は、食中毒、食べすぎ、胃腸炎などさまざまな病気の症状として表れます。下痢だけでなく、便の色に異常があったり、粘りのある便の場合には、寄生虫の感染も考えられます。便秘も場合によっては、腫瘍を疑ってみましょう。

尿の異常
尿に血が混ざったり、茶色をしていたら、腎臓病、膀胱炎、尿道結石、がんの疑いがあります。

鼻がかわく
健康な犬の鼻は適度に湿っていますが、寝ているときや寝起きは乾いています。起きているのに鼻が乾いていたら、様子をよく見ましょう。

体をこする
ノミやダニが寄生すると、かゆみを伴って体をこすります。まめなブラッシングで、毛や皮膚の異常をチェックしましょう。

よだれが出る
歯や歯茎の具合が悪いとよだれが多く出ます。歯肉炎の場合が疑われるので、口臭が強くないか、歯茎の色などをチェックします。

目やに
風邪を引いたり、眼に異物が入っていないか、飼い主が良く見て確認します。ハウスや周囲が清潔に保たれているかもチェックしましょう。

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